ここでは少し詳しく顧客watcherについてご説明します。
顧客のセグメントについて
顧客をセグメントするためには、現在より遡っていつまでの顧客を「アクティブな顧客」として扱うかを決めることになります。
この期間は、各店舗で扱う商品カテゴリーや商品、またその販売方法(例えば単発のご注文か、定期注文か)などにより異なります。
また、この期間よりも前のお客様は「アクティブでない顧客」ということになり、店舗からすると「リピーター予備群」となります。「この期間内にはリピート購買していただきたい」というお客様のリピート購買をお待ちする期間になるわけです。
そこで顧客watcherでは、この期間を「リピート想定期間」として最初に各店舗様に設定していただきます。この期間(日数)設定を元に顧客をセグメントします。
リピート想定期間とセグメントの定義
上記の図のように過去の期間を(A)〜(C)の3つに分けてそれぞれのセグメントを定義します。
セグメント名 | 定義 |
リピーター | 今期(A)および前期(B)の両方で購買をしている顧客。 前期以前(C)での購買履歴の有無を問いません。 |
新規客 | 今期(A)で購買があり、前期(B)および前期以前(C)の両方の期間で購買履歴のない顧客。 |
離脱客 | 前期(B)で購買があり、今期(A)で購買のない顧客。前期以前(C)での購買の有無は問いません。 |
再帰客 | 前期以前(C)で購買履歴があり、今期(A)で購買があった顧客。 |
今期の2回目注文客 | 前期(B)および前期以前(C)の期間のいづれかで1回購買履歴があり、今期(A)で購買のあった顧客 |
新規客のリピート購買 | 前期(B)の時点で新規客であった顧客で、今期(A)で購買があった顧客。 |
ご利用店舗様はいつでも設定したリピート想定期間(日数)を変更することができます。設定の変更は次のデータ更新期間(通常48時間以内)に反映されます。
KPIからの算出指標の説明
指標 | 定義 |
粗利益・利益 | 受注データにある商品金額 – ネクストエンジンの商品マスタに記載されている原価金額 |
粗利益率 | 粗利益 / 商品金額 * 100 % |
注文単価 | 商品金額または商品粗利益 / 注文件数(ネクストエンジンの伝票件数)。 |
顧客一人当たり売上・利益 | 商品金額または商品利益金額 / 対象顧客数 |
離脱率 | 離脱客数 / 前期の顧客数 * 100 % |
新規リピート率 | 新規客のリピート購買人数 / 前期の新規客数 * 100 % |
時系列集計と集計のタイミング
KPIの時系列な変化を求めるため、2週間ごとに26週間前まで13回の集計日(起算日)を設定して集計を行います。
目標達成度をマッピングして戦略の検討材料を提供する。
顧客watcherでは、数多くのKPIのうち、「(アクティブ)顧客数」と「一人当たり売上」を最重要指標として捉えています。
顧客数の増加要因 |
顧客数 = リピーター + 再帰客 + 新規客 顧客数 = (前期顧客数 - 離脱客数) + 再帰客 + 新規客 リピーター維持率 = 1 – 離脱率 リピーター = 前期リピーター – 離脱客数 + 前期新規客の2回目購買客 顧客の増加数 = ( 再帰客 + 新規客) – 離脱客 |
一人当たり売上の増加要因 |
一人当たり売上 = 注文単価 x 一人当たり注文件数(回数) 注文単価 = 商品単価 x 注文個数 注文件数(回数) = 注文間隔(リピート想定期間)を短くすること |
集計日の顧客数と一人当たり売上が、目標月間売上金額を達成するためのその時点での近似値に対しての達成度合いを百分率で表しプロットしたものが下記のグラフとなります。
このグラフからわかることは、
- 目標に対しての現在の位置。
- 達成率の時系列での変化傾向。
- 目標達成のために2軸のうちのどちらを強化すべきかを検討する材料。
- 2指標に影響を与える各KPIの分析と目標達成への強化KPIの選定。
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